NHK「ドラマで楽しむ英会話」で楽しむ -36ページ目

Cheers. ◇ 4月号 p.62/p.68

イギリス英語です。
1) Thank you. の意味。サービスなどに対して軽く感謝するとき使う。
2) Goodbye. の意味。電話などで使う。

Gor blimey! ◇ 4月号 p.66/p.69

意味:たまげた!

God blind me の変形です。
Cor blimey! またはたんに Blimey! でも可。

OK, welcoming ceremony is ... ◇ 4月号 p.66

可算名詞の welcoming ceremony になぜ冠詞がないのか? 調べたけれど不明です。
やはり、本来は a をつけるのが普通。

Beefeater ◇ 5月号 p.69

Let's Take a Break のコーナーに Beefeater の解説があります。

ジンの瓶ラベルというのはこれ(←クリック)ですね。
「ブーフイーター」ではなく「ビフィーター」と呼ぶのが普通らしいです(しょうがない、「勉強のために」飲んでみようかな)。

で、本物の国王衛士の写真はこちら

Marvin の衣装は、Beefeater を真似てるつもりで、じつは道化師の衣装なんですよね。Howard のセリフともども、イギリス人を歓迎するはずが、逆に小馬鹿にするような結果になってしまった。ここがミソです(……とテキストに書いておいて欲しかった)。

Rosy Lee ◇ 4月号 p.66/p.69

意味:紅茶

いわゆる Cockney rhyming slang(コックニー押韻俗語)というものです。
5月号テキストp.51に詳しい解説があります。

早い話、tea と lee が韻を踏んでいるというただそれだけの理由で、Rosy Lee は「紅茶」の意味になってしまうのです。……む、むずかしい!

じゃあ Rosy はどこから来たのか、気になりますよね。調べましたが、今のところわかりません。
コックニー押韻には有名人の名前がよく利用されるそうなので、伝説的なストリッパー Gypsy Rose Lee に由来するのかも。

e.g.) What is the Harry Lime?
(Harry Lime は映画『第三の男』の主人公。Lime→timeの押韻で、「いま何時?」の意味)

コックニー押韻は現在も使われ、増え続けています。
Calvin Klein や Brad Pitt など、ごく最近の芸能人の名前もコックニー押韻に化けちゃう。
たとえば、Two Winonas, please. は「リンゴ酒2つください」の意味になります。なぜだかわかりますか? こたえは↓参照。

・おもしろい押韻俗語の例はこちら

I could murder a ... ◇ 4月号 p.118

意味:~がすごく食べたい/飲みたい

I could murder a double whopper and fries.
(ダブルワッパーとフライドポテトがたまらなく恋しいよ)

この murder の意味は、英和辞典にまったく出ていないようですが、英英辞典では大きく扱われています(最近つくづく感じるけど、英和辞典って英英辞典より2世代ぐらい遅れてますね)。

・ロングマン現代英英辞典(LDOCE4)
I could murder a beer/pizza etc
[British English] [spoken] used to say that you are very hungry or thirsty and want a particular food or drink

・オックスフォード現代英英辞典(OALD7)
I could murder a ...
(spoken) used to say that you very much want to eat or drink sth
e.g.) I could murder a beer.


この I could murder a ... は、I could use a ... の強調形と考えればいいようです。
I could use a ... は「~があるとありがたい」という頻出表現。
第4話、テキストp.76にも出てきます。
e.g.) They could difinitely use a bass line.(低音の旋律が欲しいわね)

なお、double whopper については↓

double whopper ◇ 4月号 p.118

Burger King の特大ハンバーガーのこと。
特定チェーン店の商品名を国営放送 BBC が流していいんでしょうか? : )

バーガー・キングは、アメリカではマクドナルドに次ぐ業界第2位のハンバーガーチェーン店。日本からは撤退して久しいので、若い人はもう知らないのかな?

whopper はいちばんの主力メニューで、他店の普通のハンバーガーよりだいぶ大きいです。なにしろ、whopping(とほうもなく大きい)という英単語をもじったネーミングです、たぶん。
そのダブルサイズとポテトが食べたいなんて、Paul はよほどお腹がすいてたんでしょう。

テキスト5月号のエッセイの脚注(p.109)に「イギリスも最近はフィッシュ&チップスよりハンバーガーが主流」とあります。それを裏付けるようなセリフで興味深いですね。

マイアミ7◆第2話 マイアミで仕事?!

初回に続き、スピーディーな会話に絶句しました。
主人公7人と Howard のテンポのいい応酬、Howard と Parsons の電話でのやりとりなど、学習しがいのある内容がぎっしりです。

うまいあいづちを打つことで会話がはずむんだなあ、とつくづく実感。

do the accounts ◇ 4月号 p.32

意味:収支を計算する

英辞郎を含め、辞書にぜんぜん出ていませんが、ネット検索すると、たしかによく使われている表現。こういう表現を覚えられるのが、ドラマで英語を学ぶ醍醐味ですね。

do the dishes(皿洗いをする)などと同様、-s をつけるのが普通らしいです。
もっと正式な堅い表現では settle the account といいます(こちらは -s なしが普通)。

go to the dogs ◇ 4月号 p.32/p.40

意味:落ちぶれる、荒れ果てる

テキストp.40にはずいぶん残酷な語源が書いてありますが、普通の辞書は「人間じゃ食べられない代物なので、犬にやる」が語源だと解説しています。

主語を人間にすることもできます。
e.g.) That movie star has gone to the dogs. あの映画スター、落ちぶれたなぁ。

類似表現
go to pot(そのままでは食べられないので pot(鍋物)に使う)